【逃げ馬予想】週刊・逃げ馬ランキングブログ

現役・逃げ馬をランキングしていく逃げ馬好きのためのブログ▼逃げ馬限定で今週の重賞予想を発信。レース後には展開を分析、逃げ馬をランク付け。初心者でも分かりやすい逃げ馬まとめ一覧表を掲載

【キーンランドC】同レース史上最遅級のスロー逃げヴァトレニ|逃げ馬結果2022

『キーンランドカップ』(3歳上G3)  札幌 芝1200m

◆逃げ馬◆ ヴァトレニ(3着)◆前3F 34.5 ※平均 34.55

 ◇勝ち馬◇ ベントヴォーチェ【差】  ◇勝ち時計 1:09.1(良

キーンランドカップ2022年のラップタイム表

逃げ馬展開

いいスタートを切った11番枠オパールシャルムがやんわり前に出たものの前で様子見の構え。その間に最内ヴァトレニが徐々に出ていき400mで並ぶとコーナーを利してハナに立った。最終コーナー出口で後続馬たちが外に回したことで内の分大きく抜け出し、ゴール前で差されるも3着に入った

逃げ馬短評

《ヴァトレニ》

▼出遅れるも他馬が内に入れないギリギリの進出をしてハナまでたどり着いた。そこから手綱を引いて外のオパールシャルムと並んで前半34.5秒後半34.6秒のスロー展開を創出。これが最後の伸びに繋がった

▼1400~1600mで逃げ先行をしていた馬が、1200mでは初の逃げを達成

今回は運よく逃げ馬マウンテンムスメがチグハグな競馬で出てこず、その影響もあって序盤遅くなり、自身の1番枠を最大限利用できて逃げられたカタチ

今回は上手く行き過ぎた要素が多い。次走以降に重賞クラスで逃げるのはかなり難しく、よほど遅いメンバーにならない限り番手狙いで走るだろう

《オパールシャルム》

▼二の脚で前に出ると他の出方を確認して徐々に内へ。戦闘で”誰か行かないか”と曖昧な遅めペースで進めて、なんとか内のヴァトレニに行かせて番手。しかし最終コーナー出口で逃げ馬との間をウインマーベルに割って入られ、外を回らされて5着となった

▼一旦先頭に立ち逃げられる状況になっても”番手優先”を遂行して初重賞挑戦で善戦。外を回らされなければ3着もあったか

これまで25戦かけてコツコツ勝ち上がってきた身としては満足できる結果のはず。今後当分は”番手競馬”を狙っていくだろう

《マウンテンムスメ》

▼発馬でまず1馬身出遅れ。そこからの加速も上手くいかず挟まれて後方へ。かかり通しの追走で最後の直線を迎え、伸びずに11着

▼日本でのレース経験の少ないヨーロッパのパコー騎手にいきなり1200m重賞は厳しかった。前走アイビスSDを見るに、発馬は馬の責任もありそうだが、その後の加速の失敗は騎手の差が出たように思う

そもそも、逃げて勝ってきたこの馬にヨーロッパ騎手を2度も乗せたことは陣営の責任。これで出足の弱体化がさらに進んでしまった。次走以降ははまともに逃げられる騎手に乗ってもらって、まずは立て直す必要がありそう