『新潟記念』(3歳上G3) 新潟 芝2000m
◆逃げ馬◆ ゴールドスミス(7着) ◆前3F 36.6 ※平均 35.67
◇勝ち馬◇ カラテ【差】 ◇勝ち時計 1:58.9(良)
逃げ馬展開
並んだスタートからまずゴールドスミスが抜け出し、1馬身リードで逃げた。しかし後方にいたカイザーバローズがかかって暴走気味に上がっていき、800m地点でハナに立ちコーナーで3馬身離した。最後の直線入口でまたゴールドスミスが並びハナに立ちかけたが、後続馬たちも同時にきてキレ負けし7着
逃げ馬短評
《ゴールドスミス》
▼序盤ハナに立ち単独スローの好展開になりかけたがカイザーバローズの暴発で600~800m地点で再加速させられた上、前に出られた。番手実績もあるので切り替えて2番手にしっかりおさまると、最後直線の叩き合いに参加する善戦をみせた
道中で先頭の馬が入れかわるレースになったが、600m地点で単独ハナを確保していたこの馬をこのレースの”逃げ馬”とする
▼欲を言えば前を行くカイザーバローズをもうワンテンポ速く捕まえに行けば、軽量を活かした逃げ込み態勢を作れたか。とはいえあのイレギュラーな流れの中にしては臨機応変に立ち回った良い騎乗だったと思う
これだけ起用に立ち回れるなら、次走も速い馬がいたら率先して番手に収まりに行くだろう。今回馬体重+16㎏で536㎏の過去最高体重だったことを考えると、次走絞れての良化も期待できる
《カイザーバローズ》
▼スタート後の姿勢が高く1馬身遅れた。外の10番手あたりにいたが200m地点からかかりはじめて徐々に前に上がり、800m地点でハナに立つとすぐ3馬身差をつけ、残り400mで失速し18着でゴール
暴走によってレースの一部で不本意ながらハナに立ったカタチで”逃げた”とは言い難い競馬だった
▼馬体重+18㎏での出走で、3ヵ月のレース間隔で”走りたい気持ちが高まりすぎた”のが暴走の原因か
今回”気性が悪化した”と見るか”ガス抜きができた”と見るか難しいところ。今日のパドックでの動きを覚えておいて、次走それと比べてもし落ち着いているようなら狙ってみても良さそうだ