『毎日王冠』(3歳上G2) 東京 芝1800m
◆逃げ馬◆ レッドベルオーブ(10着) ◆前3F 34.5 ※平均 34.70
◇勝ち馬◇ サリオス【差】 ◇勝ち時計 1:44.1(良)
逃げ馬展開
先行馬たちが並んで先頭争いをし、200m地点で最内のレッドベルオーブがかかったままハナへ。4馬身離した後になんとか落ち着けて馬群と接続しその後は1馬身差での逃げ。直線残り400mでかわされると失速し最下位でゴール
逃げ馬短評
《レッドベルオーブ》
▼平凡なスタートを切って並んだ先頭争いをしたため、ここで火がついてしまった。200m地点では他が抑え始めているところをこの馬だけは全くブレーキ効かず、頭を上げるほどかかった状態でむしろ加速(2F目10.6秒)
その後は”常識的なレベルのかかり方”で無理やりまともなラップ構成に収めたものの、常にブレーキ状態での競馬で無駄なスタミナを浪費。これが惨敗の大きな原因だろう
▼これまでのレースで番手以下に抑えるのは無理だと分かっている馬。今後は”いかにハナで落ち着くかを考えていくことになる
今回は序盤で競るカタチになったことでコントロール失ったように見えた。それならば、発馬から押しまくっていち早くハナに立つ作戦の方がその後に落ち着くのも早くなるかもしれない(失敗すると嘲笑を浴びる大暴走になるが)
これまで抑えることに手一杯でゲートを速く出る練習はしていないはずで、練習を積めば出足の改善はまだ見込める余地はある。激しい気性を”抑える”のではなく”使える”ようになれば願ったり叶ったりだ
あと、最終手段としては去勢も考えられる。全兄がすでに種牡馬になっているのでこちらは競争成績残す方にまわるという考え方はアリかもしれない