『日本ダービー』(4歳G1) 東京 芝2400m
◆逃げ馬◆ パクスオトマニカ(13着) ◆前3F 35.3 ※平均 36.30
◇勝ち馬◇ タスティエーラ【先】 ◇勝ち時計 2:25.2(良)
逃げ馬展開
16番枠パスクオトマニカは隣の馬の落馬がありやや加速が遅れたものの、立て直して最初のコーナーでなんとかハナを取った。その後徐々にリードを広げ、最大8馬身ほどの大逃げ。直線に向くと差が縮まり、残り200mでかわされると後方に沈んだ
逃げ馬短評
《パクスオトマニカ》
▼内の逃げ候補トップナイフが行き脚付かず後方になり、他馬が中団のソールオリエンスをマーク。そのためパクスオトマニカが中盤をスローラップで走ったにもかかわらず大逃げ状態を作れたのはラッキーだった
しかし序盤、ドゥラエレーデの落馬に少し絡まれて加速が遅れて200~400mのラップ10.7秒の区間で無理してハナに立つことになったのがスタミナロスに大きく響いた。中盤を”最高の展開”で走っても、結局は序盤の無理が最後の大失速(他馬の上がりが33~34秒でこの馬が36.1秒)の要因になってしまった
▼「スロー逃げの田辺」が大舞台でも発揮。今回の外枠ではさすがに行かないと見くびっていたが、今後は「こと序盤に関しては積極性ある」との評価に修正する
パスクオトマニカはしっかり抑えた逃げができていたことから、今後は菊花賞に向けて長い距離のレースを使い逃げ経験を積んでいきそうだ