『エリザベス女王杯』(3歳上牝G1) 京都 芝2200m
◆逃げ馬◆ アートハウス(13着) ◆前3F 36.5 ※平均 36.16
◇勝ち馬◇ ブレイディヴェーグ【差】 ◇勝ち時計 2:12.6(良)
逃げ馬展開
アートハウスが好スタートから持ったままハナヘ。かかりながら逃げローゼライトと2頭で後続を4馬身ほど離して逃げた。直線入口でローゼライトを突き放し逃げ込んだが、残り100mで後続集団につかまり一気に飲み込まれた
逃げ馬短評
《アートハウス》
▼序盤緩いペースでハナに立てたのは良かったが、800~1200mで2番手につつかれて馬がエキサイトし加速させられたのは痛かった。ただ、そこからさらに一息溜めを入れた上でラストスパートに臨み、最後”あわや勝利”の見せ場まで作ったのは素晴らしかった
8カ月ぶりの休み明けで+20㎏を考えると相当高い能力を示したことになる
▼今回が初の”逃げ”。これまでのレースではピタリと3番手あたりにつけてきたことからもともと速さは持っていた。今回は他が遅過ぎたためと長期休養明けの有り余ったヤル気のため、前に出たということ
今後はよほどの先行馬不足のレースにならない限りまた番手に控える競馬をしていくはず
《ディヴィーナ》
▼並の発馬からずっと手綱を引いて後方まで下げるも道中はかかり通しでの追走。最後伸びきれず7着
▼この馬はマイラーの意識が強く、基本は追い込むレースをしていたことから、再び後方待機策をして距離持たせる作戦に出たようだ
しかし遅いペースの中を馬群に入らず外目に出したため、むしろ前に行くより酷いかかり方になってしまった(せめて道中は馬群内で前をふさぐべきだったか)
選択としては無難で理解できるものなのだが、自分は前走の逃げ切りを見て”ハナに立ちさえすれば抑えが効く”と感じていただけに、逃げて欲しかったと残念に思う部分が大きい