『函館スプリントステークス』(3歳上G3) 函館 芝1200m
◆逃げ馬◆ カイザーメランジェ(15着) ◆前3F 33.4 ※平均 34.20
◇勝ち馬◇ サトノレーヴ【先】 ◇勝ち時計 1:08.4(良)
逃げ馬展開
2番枠で好スタート決めたカイザーメランジェがハナ。道中1馬身差で逃げ、直線残り200mでかわされると大失速し15着
逃げ馬短評
《カイザーメランジェ》
▼2年半ぶりの逃げ。絶好枠に入れたことに加えて前走が韋駄天Sだったことから前進気勢が高まり、今回の逃げになったと考えられる
▼5戦連続で二桁着順だったことから逃げのチャンスを活かそうとしたが結局ピッタリ1000mで止まってしまった。9歳馬ということで急激な良化は見込めず、今後も1000m戦を目標にして1200m戦は半分調整感覚になりそう
とくに自力で逃げを狙うことはなさそうで逃げ馬ランキング入りは見送る
《アサカラキング》
▼一歩目の踏み込みが少しズレて立ち遅れ気味のスタート。加速が付かず、追い続けて2番手に上がるのがやっと。最後の直線、逃げ馬をかわしたところで一杯になり後続に差されて9着
▼良馬場だったが小雨が降っており滑ったのが出遅れの原因と考えられる。今回は巻き返し時の勢いも感じられなかったので、そのあたりを修正できれば相当やれる馬だとは思うのだが……
《カルネアサーダ》
▼やや立ち遅れて隣に少し接触。かかって3~4番手を走り、第4コーナー途中で早くも後退。離れた最下位でゴール
▼道中あまりに引っ張ったことで馬がやる気を失っての大敗か。(ゲートで他の馬の挙動に落ち着きを欠いたとの情報あり)
とはいえこれで”行かせるしかないタイプ”が浮き彫りに。自身が逃げられるレースか、他に超ハイラップを刻んでくれる馬がいるレースでないと力を発揮しきれない可能性が高い
《ウイングレイテスト》
▼好スタートから押しまくって5番手。最終コーナーで徐々に上がってハナ立ちかけるも勝馬に内をすくわれ2着。7歳にして安定して力を出し続けている
▼持ち時計的にやはりこの距離でのハナは難しそう。1400mあるいは1600mでなら前に行くこともあるか
《シナモンスティック》
▼好スタート切るも周りみて強く押さず8番手辺りに収まり、直線馬群で伸びきれず11着
▼消極策の負けで特に得るもののない内容だった。こうなると次走は”何が何でも前に行く競馬”を狙う可能性が高い。積極的に行ける騎手に変わったらさらに注意