『日経賞(4歳上G2)』中山 芝2500m(良)
◆勝ち馬◆ ガンコ 勝ち時計 2:33.9【平均ハロン 12.31】
◆逃げ馬◆ ガンコ(1着) 前半ラップ 37.2【3F基準 36.9】《Mペース》
◇ラップタイム表◇
○表型の特徴 ― 1100m地点での飛び出し
◆逃げ馬レース展開◆ガンコ中心視点
【スタート】ロードヴァンドールが200m地点のコーナーに先頭で飛び込んだが、すぐにやや離れた外側からガンコが抜き去った
【中盤】4馬身離しつつスローなラップに落としたところ1100m地点で後方から加速してきたキセキに交わされ、一旦6馬身ほどの差を付けられた
【最終コーナー】前のキセキとの差を徐々に詰めていき、第4コーナーでは空いた内に進路をとって並びかけた
【最後の直線】再び先頭に立つと2馬身離して逃げ切り体制に。後続馬と同じ足色で粘り切り勝利した
★逃げ馬評価★
《ガンコ ◇ランク圏外》
ロードヴァンドールはスタートすぐのコーナーで内に入って安心したみたいでペースダウン。その瞬間ガンコが入れ替わるように外から交わしたので、派手な交わし方の見た目でも意外と理にかなったミドルペースでの逃げになった
またガンコが道中でガクッとペースを落としたところ、終始後方でかかっていた一番人気のキセキが飛んできて離れた先頭に立った。レースラップを見ると逃げ馬に厳しそうな”乱ペース”なのだが、ガンコはここでついていかずにキセキだけを前に行かせることで自身の極端なペースアップを抑えた
勝利につながった上記のポイント2点は、偶然のラッキーな展開ではなく、ガンコの競馬の上手さで勝ち取ったことを表している
今後もスキがあれば逃げることがあるかもしれないが、ノーマルな名馬になる可能性もある
《ロードヴァンドール ◇ランクダウン 2位→3位》
スタートからペースダウンさせようと立ち回った結果、外から抜かれてハナを奪われてしまった
ただ交わされた地点のコーナーの内側は砂場に見えるほど馬場が悪く外の方しか芝がなかったので、内枠が不運に働いてしまったという部分もあった
【今回レースの逃げ馬予想記事】nigeuma.shintaro-amano.com