『ヴィクトリアマイル(4歳上牝G1)』東京 芝1600m(稍)
◆勝ち馬◆ ジュールポレール 勝ち時計 1:32.3【平均ハロン 11.54】
◆逃げ馬◆ カワキタエンカ(14着) 前半ラップ 35.2【3F基準 34.6】《Sペース》
◇ラップタイム表◇
○表型の特徴 ― 200~400mが遅いイーブンペース
◆逃げ馬レース展開◆カワキタエンカ中心視点
【スタート】 先行勢が数頭出たところで各馬が様子を見る格好になり、そこでカワキタエンカが迷わず先頭に立った
【中盤】 やや抑え気味で1馬身リードをキープ
【最終コーナー】 半馬身並ばれるとゴーサインを出し先頭を守った
【最後の直線】 残り400mで内外から交わされ失速。馬群に沈み14着入線となった
☆まとめ☆
《カワキタエンカ ◇ランクイン 圏外→10位》
芝中長距離ランキング3位の速さはマイル戦でも通用した。200m~400mの区間が11.3秒と、重めの馬場を考えても楽なラップで先頭をキープ。ただその後もずっと手綱を引いて、ラストスパートも相手が並んでくるのを待ってしまい、今までのこの馬のレースと比べると”抑え過ぎのレース”になってしまった
”テン乗りで悪天候”という条件が積極的には動きにくい状況を作り出してしまったか。飛ばしていたら勝ったとは言わないが、レベルの高いレースだからこそ”カワキタエンカの競馬”が見たかった
『栗東ステークス(4歳上OP)』京都 ダ1400m(不良)
◆勝ち馬◆ ウインムート 勝ち時計 1:22.7【平均ハロン 11.81】
◆逃げ馬◆ キタサンサジン(3着) 前半ラップ 34.9【3F基準 35.4】《Hペース》
◇ラップタイム表◇
○表型の特徴 ― イーブンペース
◆逃げ馬レース展開◆キタサンサジン中心視点
【スタート】 キタサンサジンが内から激しく押して先頭を死守した
【最終コーナー】 ウインムートに半馬身並ばれながらの展開
【最後の直線】 直線すぐにウインムートに並ばれ交わされたが、その後も粘り強く走り3着
☆まとめ☆
《キタサンサジン ◇ランクイン 圏外→9位》
前走で待機策をしてみたものの大失敗。今回は腹をくくって飛ばしていって先頭を獲得。もともと番手での競馬はできるタイプなので、2番手の馬に並ばれながらの逃げでも動じず、最後まで走り切った
《ウインムート ◇ランクキープ 3位→3位》
3ヵ月半の休み明けでもキッチリ好スタートを決めて前に出た。しかし今回は内のキタサンサジンがハナを主張していたので、並んだ外でのレース。直線に向いてすぐ抜け出して逃げこみ体勢に持ち込んで見事に勝ち切った
この馬は前に馬がいようといまいと、やや飛ばし気味の自分のラップで走れさえすれば好結果が出せるようだ。今後も他に”逃げたい馬”がいる場合は譲り、いない場合は自分が前に出るレースをしていきそう
【今回競馬の逃げ馬予想記事】nigeuma.shintaro-amano.com