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【菊花賞・2018年】馬も騎手も慣れない逃げジェネラーレウーノ|逃げ馬レース結果

 

『菊花賞』(3歳G1)  京都 芝3000m(良)

◆勝ち馬◆ フィエールマン       勝ち時計 3:06.1【平均ハロン 12.41】
◆逃げ馬◆ ジェネラーレウーノ(9着) 前半ラップ 37.2【3F基準 37.2】《Mペース》 

 

レース展開・位置取り図

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ラップタイム表

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☆逃げ馬評価

《ジェネラーレウーノ ◇ランク圏外

最高のスタートを切って先頭へ。それを見て他の逃げ馬たちがこぞって控えたので中盤を超スローでコントロールした。後ろが全く動かず展開し、この馬自身も直線に入るギリギリまで仕掛けない作戦をとり瞬発力勝負に持ち込んだ。結果、後続馬たちにキレ負けして9着に敗退

瞬発力よりは持久力が勝るこの馬は残り700mくらいで仕掛けるのが今まで走り方だと思うのだが、それはしなかった、おそらく田辺騎手は京都競馬場に慣れていない関東所属騎手なので、古くからタブー視されている”下り坂でのスパート”を自重した結果だろう。そのせいでジェネラーレウーノの持ち味を消す走りになったのは残念。「長距離戦では他地区の騎手の逃げは危険」という教訓を心に刻んだ

あと、この馬はハイペースで好成績、スローペースで惨敗という傾向が浮き彫りになった。今後は”自分でハイペースをつくればいい”ということになる

 

《メイショウテッコン ◇ランクキープ 6位→6位

出足が遅くさらにヨレたスタートでゲートを出遅れた。すぐに馬群に包まれ終始揉まれる形で進行。かかった状態が続きスタミナロス、ほとんど競馬にならず14着

自分が見た感じ”わざとスタートを遅く出そうとしたら想像以上に遅れ過ぎた”ように見えた。馬群でのレースが無理なのは前走の序盤でも感じたはずなので、今回はスタートで終わったといっていい

能力自体は高いはずで、次走いきなり好走もあり得そう。しかし、その能力を発揮するためにはまずスタートが課題か

 

《アイトーン ◇ランクキープ 7位→7位

好スタートを切ったが、さらに抜群のスタートを決めたジェネラーレウーノを前に見て追いまくった。しかし届かず目の前に入られると後ろに下がらざるを得ない位置関係に。そのまま内に押し込められ”逃げるしかないタイプ”のこの馬は競馬にならず、最後は16着に終わった

最内枠で好スタートから積極的に押してもハナに届かなかったということは、単純な加速力不足で”能力が足りなかった”といっていいレース。現状では重賞クラスで通用しなそう

今回は菊花賞という特殊な条件のレースなのでメイショウテッコンともどもランキングキープ評価とするが、次走次第では大きく評価が変わるかもしれない

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勝ち馬短評

《フィエールマン

先行勢の直後、一団となった馬群の前目に位置しての競馬。膠着したレース展開で他の馬たちの位置も変わらず。残り400mの瞬発力勝負になり、内から馬群を割って伸びてきて勝利

キレ勝負ならブラストワンピースエタリオウもあり得たのだが、差し勢の上位7頭は全馬33.9~34.1秒の似た上がりを発揮。結果的に”残り600mでの位置取り”が勝敗を決めた

フィエールマンはこれで4戦3勝で歴代最少出走回数での勝利。一度使うと馬体重が30kg落ち込むこともある弱い体質らしく、今後もレース間隔は広くなりそう。負けたのはハイペースでのレースなので、弱点はそのあたりか

 

【レース前の予想記事】