『JBCレディスクラシック』(3歳上牝G1) 京都 ダ1800m(良)
◆勝ち馬◆ アンジュデジール 勝ち時計 1:50.4【平均ハロン 12.27】
◆逃げ馬◆ アイアンテーラー(8着) 前半ラップ 35.5【3F基準 36.8】《Hペース》
レース展開・位置取り図
ラップタイム表
☆逃げ馬評価
《アイアンテーラー ◇ランクアップ 8位→4位》
最初の直線が短い京都ダ1800mで最内枠スタートを利して先頭を獲得した。ハナを取り切ってからはコーナーですぐにラップを安定させイーブンペースで展開
序盤の猛ダッシュが響いてか最終コーナーで早々と交わされてしまったが、その後も諦めずに走って8着に入っており、芯の強いところを見せた
今回、初のOPクラスがG1だった事を考えれば大健闘の走り。次走は人気のあるなしにかかわらず狙ってよさそう
《カワキタエンカ ◇ランク圏外》
いつもの調子で騎手が放っておいても馬がビュンビュン飛ばしていった。しかし初ダートに加えて内のアイアンテーラーが猛ラップを叩き出しており、交わすに至らず2番手の位置に。その後向こう正面で走る気をなくしたか大失速、最下位に沈んだ
陣営がこの馬をいつも逃げさせてきたのは、こうなることが分かっていたからなのだろう。ダート適性の件は置いておいて、芝の方がハナには立ちやすそうなのは事実。今後は芝レース一本で行くことになるだろう
※実は「過去ダート1勝しかしていないディープインパクト産駒なのでもともとの適性がなかった」と書きたいところだったが、今回勝ったアンジュデジールもまさかのディープインパクト産駒だったからなにもいえなくなってしまった
《サルサディオーネ ◇ランクダウン 5位→6位》
スタートから鞭を入れて目いっぱい追ってもアイアンテーラーを交わすことはできなかった。かかりながら番手で競馬を進め、最終コーナーで力尽きて12着
今回の走りがテンの最高速だと思われるので、それ以上の速さを持った馬にはどうやってもかなわなそう。逃げ馬ランキングの下位の常連になりそう
勝ち馬短評
《アンジュデジール》
大外16番枠スタートなのに最初の短い直線の間で最内に潜り込み5番手を確保。最終コーナーで逃げ馬を交わして早め先頭からラビットランとの抜きつ抜かれつの叩き合いの末に勝利
考えられる最小限の動きで最短距離を通っての勝利。これはザ・名騎乗として後々まで語り継いでいけそうな横山騎手のみごとな手綱さばきだった
【レース前の予想記事】