『安田記念』(3歳上G1) 東京 芝1600m
◇勝ち馬◇ ダノンキングリー【差】 ◇勝ち時計 1:31.7(良)
◆逃げ馬◆ ダイワキャグニー(11着) ◆前3Fラップ 34.9 ※レース平均 34.39
【逃げ馬展開】 並んだスタートから押して3番枠のダイワキャグニーが抜け出た。外のトーラスジェミニがそれに並んで何度も様子を伺っていたが諦めて2番手に落ち着き隊列が完成。半馬身のリードでダイワキャグニーが逃げ、直線の残り250mで捕まってしまい馬群に沈んだ
逃げ馬短評
《ダイワキャグニー》
ハイラップを追走するカタチが好走パターンの馬
今回は自分から逃げて”序盤スローラップ中盤から平均ラップ”のレースを作った。逃げるには理想的なラップ構成ではあるものの、この馬のペースではなかったようだ
序盤、外枠から迫ってきた逃げ馬トーラスジェミニを制しての逃げだったのだがむしろここでトーラスジェミニを前に行かせてペースを上げてもらった方が良かったのではないかと思う
このあたり、騎手が1年半ぶりの騎乗になってしまったことで馬の特性をつかみきれていなかったのが原因か
去勢後の6戦では逃げて凡走、控えて善戦の結果。なので次走はペースにかかわらず控える競馬をしてきそう
《トーラスジェミニ》
発馬後前に出たものの、内のダイワキャグニーが引く様子がないのを確認し2番手に収まった。最後の直線ではじりじり伸び、差し馬たちにかわされながらも5着に飛び込んだ
ダイワキャグニーが逃げ馬にとって理想的なイーブンペースで走ってくれたこともあってそれにピッタリ付いて行って、マイルG1で大健闘の結果を出した
この距離であれば必ずしも逃げる必要はないようで、今後の路線は”中距離逃げ馬”ではなく”マイルの先行馬”としての道を歩んでいきそうだ