『ダービー卿チャレンジトロフィー』(4歳上G3) 中山 芝1600m
◆逃げ馬◆ リフレイム(15着) ◆前3F 34.2 ※平均 34.61
◇勝ち馬◇ タイムトゥヘヴン【追】 ◇勝ち時計 1:32.3(良)
逃げ馬展開
押しまくってリフレイムが抜け出してハナへ。それをかかったサトノフェイバーが追って2頭で離した。1馬身差で逃げたリフレイムは最終コーナー途中でトーラスジェミニに真横に並ばれてのコーナリング。しばらく並んだ状態を維持したものの直線途中で後ろからかわされた瞬間一気に後方に沈んだ
逃げ馬短評
《リフレイム》
▼これまで最初の1F目12.5秒が最速だったタイムを12.2秒に大幅に縮めての逃げ。序盤の押し方から”絶対に前に行く”という意思が見えた。ただサトノフェイバーの競りかけで道中まったくペースが落とせず、また勝負どころでトーラスジェミニの捲りに遭う苦しい展開で最後は大失速した
▼ここ3戦の好走は前に行ってのものだったので、ハイラップと分かっていたとしてもこの逃げ自体は理解できる。現にパンサラッサはそれで大成功を収めておりこのリフレイムも賭けるに足る素質はあった
直線バッタリ止まったのも裏を返せばギリギリまで闘志を持って走った表れ。この馬の性格には逃げ作戦が合っている証拠といえる。今回は”展開が向かなかっただけ”と切り替えて今後もガンガン逃げてほしい馬だ
《トーラスジェミニ》
▼中距離ランキング2位だが12番枠スタートではマイル馬たちの速さに敵わず4番手追走。最終コーナーで早めにハナに並びかけたもののそこから伸びずに12着
▼見せ場を作っただけ良化している気はする。ただ、デビューから厳しいローテーションで使われ続けている馬で今年もすでに5戦を消化。スタートでの先行意欲はレースごとに落ちているように見える
《ノルカソルカ》
▼大外スタートで流れにまかせて6番手につけ、直線伸びずに14着
▼逃げてマイルの条件戦を勝ち上がってきた馬だが、マイル重賞のペースではよほどメンバーに恵まれないと逃げられそうもない。前走小倉大賞典での逃げはまあまあ良かったので、距離延長して逃げ続ける方が望みがありそう