『エルムステークス』(3歳上G3) 札幌 ダ1700m
◆逃げ馬◆ アイオライト(8着) ◆前3F 36.9 ※平均 36.78
◇勝ち馬◇ フルデプスリーダー【差】 ◇勝ち時計 1:44.2(良)
逃げ馬展開
ロードエクレールとアメリカンシードが立ち遅れ、アイオライトがすんなりハナに立った。1馬身差で逃げ、第3コーナーで並ばれるとスパート。しかし4コーナーの間でかわされ、直線で後続馬たちに差されて8着
逃げ馬短評
《アイオライト》
▼逃げ馬が内に固まっていたことで同型2頭が出遅れたことをすぐに察知でき、楽にハナに立つことに成功した。しかしこれは前走、番手競馬で上手くいったこの馬にとっては不運なことだったのかもしれない
前に目標がないためか、終盤では前走のような”全力を出し切る走り”をしていないように見えた
▼こんなことなら無理やり控えてでもだれかにハナを譲ってペースを作ってもらうべきだったか。しかし今回の最高のスタートをふいにするのはあまりに勿体ないこと。今回ばかりは逃げ展開が向いたことがかえって不運だった
今回は失敗したが、今後も目標になってくれそうな逃げ馬と走るなら狙い目だろう!
《ロードエクレール》
▼心配していた”立ち遅れ傾向”がアイオライトの好スタートと並んだためハッキリ露呈してしまった。それでも発馬直後に押せばまだリカバリーの可能性があったと思われるが、騎手は押さずに早々とハナを諦め馬群の7番手に付けた。その後、第3コーナーで手ごたえが悪くなるとさらに後退して最後は13着でゴール
▼近走で本格化を思わせる強い逃げを続けていた馬とは思えない失速ぶり。馬体のアクシデントが疑われるほどで、そうでないのなら”逃げないと走る気を失うタイプ”ということになる
ここまでハッキリ見せられてはもう腹をくくるしかない。次走以降はどんなスタートだろうとハナを狙っていくはずだ
《アメリカンシード》
▼大きく出遅れ、何とか巻き返して9番手。第3コーナーで後方に置いていかれた後はそのまま12着でゴール
▼長期休養明けとはいえ馬体絞れての出走でこの結果は厳しい。昨年は馬自身がガツガツ前に出ていく姿勢を見せていたので、今回でレース勘が戻ればいいのだが……