『有馬記念』(3歳上G1) 中山 芝2500m
◆逃げ馬◆ タイトルホルダー(9着) ◆前3F 36.0 ※平均 36.58
◇勝ち馬◇ イクイノックス【差】 ◇勝ち時計 2:32.4(良)
逃げ馬展開
好スタートで半馬身抜け出し、押しまくってハナ。序盤は3馬身離した逃げ、向こう正面途中で1馬身差、第3コーナーで2馬身差、最終コーナーで半馬身並びかけられた状態で直線へ。イクイノックスが飛び出るのと同時に失速し馬群に沈んだ
逃げ馬短評
《タイトルホルダー》
▼ハナを取ってからはリードを開きつつペースを落としていたが向こう正面(1500m地点)で後続に追いつかれると加速し”勝負スタート”
これに反応して後続馬の手が激しく動く中、イクイノックスだけが持ったまま上がっていった。これによって後続馬たちは焦ってラストスパートをかけざるを得ず”押し上げ”がさらに早まることになり、タイトルホルダーは直線での逃げ込み体制を作ることができず馬群に飲まれた
可能であれば中盤から段々と加速して後続の脚をつぶす日経賞のような走りを狙ったと考えられるが、序盤で脚を使わされ中盤のラップコントロールが利かなかった。要は相手が強かったということか
▼一応の作戦通り32秒台の末脚を持つイクイノックスの脚を35.4秒まで削いだのだがそれでは足りなかった。まさか相手が”キレ”だけでなく”道中のスピード持続能力”まで抜群だとは。次の対戦があるのなら、イーブンペースを守り続ける純粋なスタミナ勝負を挑むしかない