『京都記念』(4歳上G2) 阪神 芝2200ｍ
◆逃げ馬◆ ユニコーンライオン(7着) ◆前3F 34.6 ※平均 35.70
◇勝ち馬◇ ドウドゥース【差】 ◇勝ち時計 2:10.9（良）
逃げ馬展開
好スタートから押しまくってすぐハナ。1コーナーでエフフォーリアに並ばれるも、その後半馬身差での逃げ。直線入口でつかまると馬群に沈んだ
逃げ馬短評
《ユニコーンライオン》
▼発馬から”ハナを取る”という気合は素晴らしかった。エフフォーリアに並ばれて3F目でラップを落とせず11.2秒と脚を使ったのが最後の失速の大きな原因だろう
▼とはいえ今回の馬体重540㎏はデビュー時以来の重量。余裕のある馬体だったと考えられる
今回は一叩きの意味合いが強くしっかり絞れて来るようなら次走は期待していいだろう
《キングオブドラゴン》
▼首を上げて立ち遅れ気味のスタートも、すぐに立て直して2番手に付けた。しかししばらくすると外からエフフォーリアが出て、3番手で揉まれるカタチに。最終コーナーまで位置をキープし、直線で前が詰まりスパートが遅れたもののそこからしぶとく伸びて4着に入った
▼おそらく目論見としては最終コーナーでエフフォーリアが前に抜け出すスペースを突きたかったのだろうが、予想外に失速したため外から他馬がスペースに入り、内に閉じ込められしまった。（上手くいっていれば2着かという能力は発揮）
▼前走は3コーナーから手応えの悪さを見せたが今回は流れに乗った上での善戦。ここへきて競馬が上手くなっている
《アフリカンゴールド》
▼まあまあのスタートから激しく押したがユニコーンライオンに前をカットされた後キングオブドラゴンに寄られて8番手に下がった。道中でも位置を下げ最後方になり、直線伸びず9着
▼偶発的だろうが矢作厩舎の2頭にしてやられた。それもこれも”速さ”が足りなかったせいに外ならない
この馬自身はそこまで出足が鈍ったわけでなく”持ち時計の上限”近い走りをしていた。となると今後も同型がいる場合”逃げ”は難しいだろう
