『平安ステークス』(4歳上G3) 京都 ダ1900m
◆逃げ馬◆ ロードヴァレンチ(13着) ◆前3F 36.8 ※平均 37.83
◇勝ち馬◇ グロリアムンディ【先】 ◇勝ち時計 1:59.8(稍)
逃げ馬展開
並んだスタートからロードヴァレンチが抜け出しハナ。道中3/4馬身差で逃げ、最終コーナー出口でかわされると失速、後方に沈んだ
逃げ馬短評
《ロードヴァレンチ》
▼序盤11秒はハナ争いではよくある事だが、その後中盤で勝馬グロリアムンディに並びかけられて速い段階でスパート合戦が起こり、後続も鞭を使って追う展開
結果的に残り800mからラップが落ち続ける特殊なサバイバルレースになり、この馬は前にいた分キツかった
▼ハナはとれたもののメイショウフンジンとグロリアムンディに次々襲われ削り合いになった。今後も天敵になりそうな予感。逆に楽に逃げられるメンバーのレースに出られれば巻き返しが望めるだろう
《メイショウフンジン》
▼出脚では4番手だったが、出鞭を入れて激しく押して2番手を確保。1000m地点で勝馬グロリアムンディに間に割り込まれて3番手に。直線追いすがったが伸びずに5着
▼中盤ハイラップの苦しい展開でも、最後までこの馬らしいド根性を見せて大バテしなかった。長く乗っている酒井学騎手はこの馬のクセをつかめているようで、今後もどんな展開でも力を発揮してくれそうだ
《テリオスベル》
▼スタートから押しまくったが手綱のミスか一瞬口向きが悪くなり加速の勢いを失った。その後鞭を連発するもコーナーで膨れつつ8番手あたりに上がるのが精いっぱい。最終コーナー手前で最後方に下がり、最後は最下位16着でゴール
▼江田騎手が負傷中とはいえ、積極策が苦手な古川騎手とはあまりに手が合っていなかった。鞭での前進指示に頼りっきりの騎乗ぶりは大いに疑問
とはいえもし今まで通り中盤でハナ奪う動きができていたとしても、今回の”中盤ハイラップの特殊な展開”ではスタミナロスが大きすぎ、やはり辛いレースになっていたと考えられる
次走は鞍上が戻るはず。また元の力を発揮してくれるといいが、今回の大凡走で悪い癖がついてしまっていないかは心配だ
《メイショウカズサ》
▼大外スタートで立ち遅れて最初から抑えた。道中外々を追走し、最終コーナーで早々と失速して14着
▼これまでの成績通り、逃げなければこんなもの。無理にでも逃げるしかないタイプだと思うのだが、それさえもさせてもらえないのが現状
逃げ騎手固定で乗り続けてもらうのがいいと思うのだが