『ステイヤーズステークス』(3歳上G2) 中山 芝3600m
◆逃げ馬◆ アフリカンゴールド(9着) アイアンバローズ(1着) ◆前3F 37.7 ※平均 37.57
◇勝ち馬◇ アイアンバローズ【逃】 ◇勝ち時計 3:45.4(良)
逃げ馬展開
発馬から押してアフリカンゴールドがハナ。しかし2番手アイアンバローズが1000m地点で並びかけ1300m地点で抜き去ると、そのまま2.5秒ほどの大きな差をつけて逃げた。残り800mでアフリカンゴールドらに迫られ一気に差が詰まったが、アイアンバローズがスパートを開始するとまた少しずつリードは広がり、直線入口では5馬身差をつけての逃げ込み態勢を作り勝利した
逃げ馬短評
《アフリカンゴールド》
▼いつも通り果敢にハナに立ったが、距離を考えてか400~800mを13秒半ばのラップとかなり早い段階でスローに落としにかかった。しかしスタミナ勝負に持ち込みたいアイアンバローズにその動きを容認してもらえず1000m地点でから並びかけられ、そこで11.6秒とかなりの抵抗をしたのだが、それでもかわされたのは苦しかった
▼一人旅の逃げが大前提だっただけに長距離の常連アイアンバローズにスタミナの真っ向勝負を挑まれてはなすすべがなかった。道中での追い上げを見るに8歳秋になっても気力は十分あるようなので、いつか楽逃げの展開にさえなればまだまだ大仕事できるはず
《アイアンバローズ》
▼600m地点では2番手だった。しかし3600mあるうちの1000m地点以降でハナを走ったので、レースを全体見るとこの馬が逃げたと言っても良さそう
3年連続での参戦でスタミナの計算は立っていたようで”大きなペースダウンを許さない走り”を貫き見事に他の馬たちを退けた
▼これが生涯2度目の逃げで、前回もステイヤーズSで途中からハナを奪ってのもの。おそらく他のレースでの逃げは無理そうなため逃げランク入りはならず
ただ来年のステイヤーズSか、あるいはまったく先行馬いないレースであればまた逃げる姿が見られるかもしれない