『札幌記念』(3歳上G2) 札幌 芝2000m
逃◎ マルターズアポジー 柴田善 1番
●逃げ予想 A ●好走予想 A
▽短評▽
27戦全て逃げている逃げ馬の中の逃げ馬。前走鳴尾記念でもハイペースで飛ばして4着と、速さも強さも見せた。今回は過去にないほど逃げ馬が揃ったが、最速の持ち時計を発揮してこの馬が逃げるだろう
ふつうはハイペースの展開は逃げ馬不利。しかし逃げ馬だらけの超ハイペースで全馬がバテる展開になれば、バテても最後の踏ん張りがきくこの馬向きになる
【前走記事】
逃▲ クロコスミア 勝浦 6番
●逃げ予想 C ●好走予想 B
▽短評▽
前走はドバイターフに出走し、5番手追走で7着入線。4ヵ月半の休み明けで気性的にも臨戦過程的にもガンガン前に行きそう。ただマルターズアポジーが早い段階でビュンと前に出ていたら、さすがに騎手の方で抑えるはず
逃△ アイトーン 国分恭 16番
●逃げ予想 C ●好走予想 C
▽短評▽
今年の皐月賞をハイペースで逃げた3歳馬。前走白百合Sではスタート飛び出してペースを落としたいところをメイショウテッコンにハナを奪われ、2番手の競馬で3着。ただそのメイショウテッコンはそのまま逃げ切り勝ちをし、のちにラジオNIKKEI賞を勝つほど強い馬だった
アイトーンとしては今回、調子を取り戻す意味で再び逃げたいところだろう。軽量な分、初速では有利なはず。しかし最強逃げ馬マルターズアポジーが最内に入ったのに対し、こちらは大外16番枠。差し引きでも分が悪い
逃× マイスタイル 田中勝 4番
●逃げ予想 C ●好走予想 B
▽短評▽
昨年のダービーと菊花賞逃げ馬。ここ2走は条件戦を走り逃げ切りでの2連勝でオープンクラスに戻ってきた。逃げ馬候補中、過去の逃げでの前半3Fの持ち時計が最も遅く、スローな逃げを得意としている。今回は到底スローが望めないので最初から番手狙いで行くはず。ただ速い馬が多すぎて、下手をしたら前目につけるのも難しいかもしれない
『北九州記念』(3歳上G3) 小倉 芝1200m
逃◎ ダイアナヘイロー 武豊 3番
●逃げ予想 B ●好走予想 B
▽短評▽
前走函館SSでは上に飛び上がるスタートで惨敗。あそこまで酷いスタートの失敗はそうそう起こらないと考えられる。今回すんなり出られれば、いつもの速さで先頭に立つ可能性が高そう
【前走記事】
逃○ ゴールドクイーン 古川 1番
●逃げ予想 B ●好走予想 B
▽短評▽
3歳のトップスプリンター。葵Sではラブカンプー相手に逃げ切り勝ち、バーデンバーデンCでの古馬との対戦でも逃げて2着と力を示した
今回は多くの逃げランカーたちとの対戦で、持ち時計の面でやや遅れをとっている。しかしまだ6戦という少ないキャリアを考えれば今回すぐにタイムを更新することもありうる
【前走記事】
逃▲ ラブカンプー 和田 9番
●逃げ予想 B ●好走予想 B
▽短評▽
前走アイビスSDでは、ハナを切っての2着。当然ながらその時記録した前半3F32.1秒はダントツの持ち時計。過去の成績から1200mはギリギリ持つ距離なので、無理に控えず前を狙うはず。同年代のゴールドクイーンとのライバル関係にも注目!
【前走記事】
逃△ アクティブミノル 酒井 8番
●逃げ予想 B ●好走予想 C
▽短評▽
前走アイビスSDで、抜群の出足を発揮し150mまでは先頭を走っていた。スタートダッシュで一気に抜け出ることができれば、内に切れ込んでハナを切るシーンもあるか
【前走記事】
『NST賞』(3歳上OP) 新潟 ダ1200m
逃◎ ベストマッチョ 石川
●逃げ予想 A ●好走予想 A
▽短評▽
前走は芝1000mのアイビスSDを走って先行できずに17着。さすがに芝の壁は厚かった。とはいえこの馬はダートでこその馬。前々走の欅S(ダ1400m)では1200m地点で圧勝かと思わせる動きを見せて、まさかの失速で4着。この原因が”距離”と考えるなら、今回の1200mはビンゴな距離なはず
逃▲ サイタスリーレッド 津村
●逃げ予想 B ●好走予想 B
▽短評▽
昨年は素晴らしい先行力を見せて良績を築き上げてきた馬が、近走は不振。ここ2戦ではその先行力さえも影をひそめてしまった。逃げの名手津村騎手に変わったことと、距離短縮で思い切って行けることで、どれだけ挽回できるか