『北九州記念』(3歳上G3) 小倉 芝1200m(良)
◆勝ち馬◆ アレスバローズ 勝ち時計 1:06.6【平均ハロン 11.1】
◆逃げ馬◆ ゴールドクイーン(16着) 前半ラップ 32.4【3F基準 33.3】《Hペース》
ゴールドクイーンのレース展開
最内枠から好スタートを決め、激しいアクションで押して先頭に立った。400m地点で2番手に付けたナインテイルズがかかり気味に並びかけてきて、ペースが落ちずに行ったままのレース。最終コーナーまで先頭は守ったが、直線すぐに後退していき16着に沈んだ
ラップタイム表
☆逃げ馬評価
《ゴールドクイーン ◇ランクアップ 8位→4位》
今までの前半3Fの持ち時計33.9秒を1.5秒も更新する32.4秒で逃げた。1200mでのこのタイムは現役馬中最速。逃げ馬とはいえ、3歳牝馬がここまでがむしゃらに前を狙うとは驚いた。このメンバーでこの逃げをしたのであれば、今後も意思を曲げずにずっと逃げて続けてほしい
これで同年代牝馬のラブカンプーとは逃げ成績2戦2勝で競争成績は1勝1敗。このライバル関係にも注目
《ラブカンプー ◇ランクアップ 9位→5位》
9番枠スタートの分で、最内枠のゴールドクイーンのハナを奪うことはできなかった。それでも3番手でレースの流れに乗って、最後の直線一旦は先頭に立ち3着を確保。走り出したらペースを落とせない馬なので”ハイペースに流れるスプリント戦”がぴったりの条件のようだ
《ダイアナヘイロー ◇ランクダウン 4位→6位》
前走ほどの出遅れはなくこの馬としては標準的な速さを出した。が、周りが早すぎてすぐに馬群に包まれる展開。いい時と比べると最初の加速に物足りなさを感じる
今の行きっぷりでは1200mでは忙しすぎるか。今までは苦手にしていたが、かえって1400mのペースの方がマッチするかもしれない
《トウショウピスト ◇ランクキープ 12位→12位》
好スタートから猛烈に追うも4番手。この馬のベストの速さは出した。ただ、他が速すぎた
《アクティブミノル ◇ランクキープ 13位→13位》
いいスタートだったがさらに前に他馬が出ていくのを見て、強くは追わなかった。今年に入って凡走が続いていて逃げ足も不安定。今回の馬体重500㎏は過去最高なので、あとはこれを絞って状態が上向くことに賭けるのが一縷の望みか
勝ち馬短評
《アレスバローズ》
中団の内に控えて最終コーナーも最内を回ってポジションアップ。逃げ馬の間の狭いところを抜け出して前を差し切っての勝利
CBC賞に続き、またもハイペースをバテずに伸び続けての勝利。この馬のハイペース適性はすさまじい。強力な逃げ馬が揃いやすい重賞クラスで、水を得た魚のような活躍ぶりだ。今後も逃げ馬たちの頑張り次第ではさらに上を目指せそう
【今回の予想記事】