『天皇賞(春)』(4歳上G1) 京都 芝3200m
◆勝ち馬◆ フィエールマン【差】 ◆勝ち時計 3:16.5(良)
◆逃げ馬◆ ダンビュライト(9着) キセキ(6着) ◆前3Fラップ 38.0《S》※レース平均3F 36.8
【逃げ馬展開】 ダンビュライトが内から好スタートを決めてすんなり先頭に立った。一週目のスタンド前でも緩いラップで走ったところ、離れた外からキセキがハナを叩いて逃げ交代。キセキはダンビュライトから数馬身をキープして最後の直線に突入。2頭とも残り200mで外からかわされると、抵抗できずゴールを迎えた
逃げ馬短評
※3200mのレース距離の内の1200mくらいで先頭交代しているので、600m地点を見ればダンビュライトが、レース全体を通してみればキセキが逃げたと判断
《ダンビュライト》
去勢明けでも積極的に出ていき、先頭に立つと落ち着いた逃げを見せていた。今回はキセキの進出にあってしまったが、G1でさえなければあのまま楽逃げできるケースの方が多いだろう
次走も内枠に入れば逃げを試みる可能性が高い
《キセキ》
レースでは序盤1000mが1:03.0とスローで一週目スタンド前でキセキはかかってしまっていた。そこで前のダンビュライトに競られないよう外の離れたところを通ってかわして先頭に立ったようだ
出来るだけロスがないように工夫したのだが、それでもこの際のラップは11.6とレース最速。これが最後の直線に響いたのだろう
今回は武豊騎手がテン乗り。不安視されていた出遅れを回避できただけでも大手柄とは言える。騎手続投なら、今後は得意のイーブンペースに持ち込むためにスタートから自分で動いていくだろう