『菊花賞』
逃◎ セイウンハーデス 幸英明 10番
●逃げ自信度 C
前での競馬で成績を上げており、生涯1度の逃げは1勝クラスで2着
前走セントライト記念では最初の1Fを12.3秒で先頭に抜け出して逃げる姿勢を見せた。しかしそこから外のショウナンマグマ(現在逃げ馬ランキング12位)にかわされて2番手。最後キレ負けしたものの、大きくはバテずに4着と善戦した。これによって”前に行けば勝負になる”という感触は強まったはず
今回はショウナンマグマほどの快速馬はおらず、前走と同等の出足を出すことができればハナに立てそうだ
父シルバーステートのスピード維持能力と母父マンハッタンカフェのスタミナを活かせれば、長距離逃げ馬としては申し分ない素質がありそうではある
逃〇 ビーアストニッシド 岩田康誠 6番
●逃げ自信度 C
逃げて結果を出してきた馬。ただ、ここ3戦は周りが速く逃げられていなかった
今回も相手の出方次第にはなるが、3000m戦となればこれまでより序盤のラップは楽になるはず。鞍上の岩田康誠騎手は”誰も行かない場合のみ率先して逃げるタイプ”なので、スタートで1頭抜け出す状況になれば無理に抑えずそのまま逃げるだろう
逃△ アスクビクターモア 田辺裕信 14番
●逃げ自信度 C
前走セントライトSでは3番手をかかり気味に追走。直線でガイアフォースと叩き合いになり一旦抜け出すも最後かわされた
その敗戦を踏まえて「ハナに立つ」か「早仕掛けする」かの工夫をすれば勝利に近づくとは思うのだが、鞍上の田辺騎手は”スロー展開”を信条としているよう。初の3000mを気にして、安定をとって前回と同じように番手に控える可能性が高い
ただ馬自身の行く気は高いので、騎手のブレーキを振り切って前に出る可能性は残っている
『富士ステークス』
逃◎ アルサトワ 横山武 7番
●逃げ自信度 C
芝・中長距離ランキング11位。前走ポートアイランドSで短距離に初挑戦し、序盤3F35.7秒の緩いラップも手伝って逃げに成功しそのまま勝利した
その前の新潟大賞典では1F目12.1秒、序盤3F34.7秒のハイラップで逃げていることから、今回の逃げライバルのノルカソルカと比べても同等以上の速さを発揮してくると予想される
逃〇 ノルカソルカ 内田博 3番
●逃げ自信度 C
芝・中長距離ランキング6位。前走ダービー卿CT では大外スタートに加えて内の馬たちが速く、5番手を走って惨敗
OPクラスのマイルでは速さが足りない印象。3番枠に入れたのは逃げ材料だが、今回騎乗の内田騎手はガンガン押して逃げるタイプではない。”好スタートを決められるかどうか”がまず逃げの条件になってくるためアルサトワに比べて不安材料が大きい