『東京新聞杯』(4歳上G3) 東京 芝1600ｍ
◆逃げ馬◆ ウインカーンリアン(1着) ◆前3F 34.4 ※平均 34.43
◇勝ち馬◇ ウインカーネリアン【逃】 ◇勝ち時計 1:31.8（良）
逃げ馬展開
ウインカーネリアンは半馬身出遅れたが好ダッシュと2番枠を利して一気にハナへ。3/4馬身差で逃げ、直線半ばで引き離し、最後詰め寄られたが勝利
逃げ馬短評
《ウインカーネリアン》
▼1F目12.3秒とそこまで速くなかったため立ち遅れても余裕で前線に戻れた。そこからは2番手ファルコニアにつつかれ11秒前半の速いラップを連発。息を入れられない苦しい展開かと思いきや、やけに手応え良く直線に向くと上り34.7秒と堪えて後続をねじ伏せた
▼関屋記念をスローの2番手から32.9秒のキレで勝った時点でトップレベルの強さを感じてはいたが、今回はハイラップでの押し切り勝利で展開を問わない強さを見せ、その予感は確信に変わった。まだ取ってはいないが今後は”G1クラスの馬”として扱ってよさそうだ(ロゴタイプ的な前での自在味を感じる)
《ショウナンマグマ》
▼ゲートを斜めに出たあと特に激しくは押さず6番手あたりになり、道中は詰まったりかかったり。直線を向くとまったく伸びず最下位に沈んだ
▼注目していた馬体重は前走プラス16㎏に続いて今回さらに4㎏アップ。これが出足鈍化の一因にはなったか
大きな敗因は”マイルが向いていない”ということだろうが、そもそも今回前を取りに行く動きをデムーロ騎手がしなかったため心のわだかまりを感じざるを得ない。前走ディセンバーSを2番手で勝てたのはその時逃げたノルカソルカがハイペースで引っ張ってくれた上に自滅した結果だっただけで、この馬の気性が成長したわけではなかったようだ。次走”逃げられる騎手”に乗り替わった場合は注目
