『金鯱賞』
逃◎ ショウナンバルディ 岩田康 1番
●逃げ自信度 C
逃げ候補が1、2、3番枠にキレイに入ったレース
その中で逃げ最有力なのがこのショウナンバルディ。2走前に今回と同コースの中日新聞杯を2番枠スタートで逃げ切った経験がある馬
前走日経新春杯ではトップウィナーの玉砕的な逃げに遭い2番手の競馬で12着。本来は番手でも収まるのだが序盤で追ってしまったせいでかかってしまい惨敗した。このことから内枠なら逃げ、外枠なら最初から抑えるのがいいタイプと判断される
今回は1番枠に入ったことで俄然逃げ意識が高まっているはず。道中スロー逃げをする岩田康誠騎手だが逃げそのものは少なくない。やると決めたら序盤の抜け出しは決めてくる騎手だ
逃○ ジャックドール 藤岡佑 3番
●逃げ自信度 C
逃げて3連勝中の注目の新星。序盤の速さの面でもメンバー中トップだろう
ただ、今後を見据えると番手での競馬をしっかり教え込んで安定感を見に付けたいところ。また順調に勝ち進んだ場合パンサラッサとの対戦が増え、共倒れの逃げ争いになる危険性もある
今回、もし他の馬が行く素振りを見せたら早めに引くだろう
逃▲ ギベオン 西村敦 2番
●逃げ自信度 C
近走はマイルやダートを使い成績が振るわないが、何と言っても昨年の金鯱賞を逃げ切っている。その際は重馬場で前半3F37.1秒となかなか速いラップ
逃げないまでも”前のポジション”は必須なので、両側を逃げ馬候補に挟まれた今回は序盤からかなり押してくるだろう。通常ならそれでも番手止まりだろうがこのレースに賭ける意気込み次第ではさらにもう一押ししてハナ奪取を狙うかもしれない
逃△ レイパパレ 川田将雅 10番
●逃げ自信度 C
馬に任せて走らせたら他の逃げ候補よりかなり速い馬
近走は外国人騎手を乗せて控える競馬をさせているが、誰が乗ってもかかり気味で成績はイマイチ。ここでは鞍上が川田騎手に戻って”逃げても構わない”イメージで乗ってくるだろう
しかし今回は内に速い馬が3頭揃ったのに対し自身は10番枠。本番前でガツガツ行く必要もなく、レースの流れに任せるなら3、4番手辺りを走るのが自然か
『中山牝馬ステークス』
逃◎ シャムロックヒル 団野 7番
●逃げ自信度 B
前走中山金杯ではドスローに落としすぎて1000m地点からスパート戦になる厳しいレースを招いた上で7着と健闘した
今回、団野騎手はそのチグハグなレースの巻き返しをしたいところ。となると積極的にハナに立ってある程度ペースを保って逃げようとするはず
エリザベス女王杯を前半3F34.1秒で逃げた時計はメンバー中最速で、本気で追えばハナはとれそう
逃○ ローザノワール 田中勝 10番
●逃げ自信度 C
前走ディセンバーSを逃げ切り勝ち。もともとダートを走っていた馬が芝転向3戦目で結果を出した
逃げ時計は速くないがここ5戦逃げ続けており、控える競馬はしたくない状態。内の逃げ馬に一気に抜け出されたら引くだろうが、もし並ぶようなら競るカタチを作りそう
逃▲ ロザムール 北村宏 1番
●逃げ自信度 C
前走中山金杯ではもぞもぞしたスタートで出遅れシャムロックヒルの2番手を走り16着
逃げれば強いが、逃げられなければとことん脆い。今回も必ず逃げたいところなのだが前走で特にミスなく出遅れたことから”癖”になっている可能性がある
もしそうなら今回の1番枠は諸刃。スタート決まれば強いが、ゲート待ちの時間が長い上に馬場が荒れ気味の最内枠は、出遅れ癖に悪影響を及ぼす
逃△ スマイルカナ 柴田大 12番
●逃げ自信度 C
マイル戦で先行していてもかかるほどの速さを持っている。特に二の足は今回対戦する中距離逃げ馬たちを大きく凌駕している
ただここでは”距離延長”に”外枠”もあって控える姿勢をとってくるはず。しかしそれでも馬がどうしても行きたがった場合は、騎手の力では止められない可能性をはらんでいる
★現在の逃げ馬ランキング表★