『中山記念』
逃◎ パンサラッサ 吉田豊 5番
●逃げ自信度 B
中長距離ランキングトップの馬。
前走有馬記念では「G1」と「長距離」ということもありレースを壊すリスクは避けて控えめに逃げたところ、序盤でタイトルホルダーに迫られて再加速を強いられた
今回は中距離G2、思いっきり飛ばしていける舞台。1F目11.9秒のずば抜けた持ち時計があり、スタートさえ決まれば内の逃げライバルトーラスジェミニをも置き去りにするパフォーマンスが見られるはず
騎手は吉田豊騎手に乗り変わりになるが3走前のオクトーバーSで乗って逃げて快勝している。古くは逃げ馬歴代ランキング11位のサイレントハンターの主戦騎手。当時のイメージが重なれば、新たな伝説を作りかねないコンビ
逃▲ トーラスジェミニ 西村淳 2番
●逃げ自信度 C
中長距離ランキング2位の馬。前走東京新聞杯では初ブリンカーの効果もあってかほぼこの馬の最速ラップを出してハナに立った
今回もブリンカーを付けて同等の速さは出せるはず。ただそれでもパンサラッサの初速最速値には0.3秒も届いていないので、たとえ2番枠の有利さを加味しても”机上の計算”ではどうしても前には出られない
また若い西村敦也騎手への乗り変わりも不安点。逃げを打てる騎手ではあるものの、さすがにここまで名の轟いているパンサラッサ相手にガツガツ行けるほどの立場にはないと思われる
逃× その他の逃げ馬
コントラチェックはマイルでも逃げられる速さがある。しかし前走福島記念でパンサラッサに前に行かれて勝負付けは済んだ状態。今回は外枠に入ったこともあり最初から無理に前に行こうとはしないだろう
ワールドリバイバルはまだ4歳でこれが初の古馬対戦。逃げの持ち時計がイマイチなため、この4か月の休養で余程の成長を遂げていない限り太刀打ちできないだろう
『阪急杯』
逃◎ モントライゼ 藤岡佑 13番
●逃げ自信度 C
ほとんどの馬が近走では先行さえしていない難解なレース。ただタイミング的に4歳馬モントライゼが逃げ時と予想
2歳時は逃げ&番手を行い、朝日FSでは控えがちなルメール騎乗にもかかわらず猛ラップで逃げて10着
3歳時は3戦のみで、まず2戦は差す競馬をするも道中行きたがってスタミナロスして伸びきれず入着止まり。その後、アイビスSDを使い5番手からの12着
おそらくアイビスSDを使った時点で控える競馬は諦めたものと思われる。藤岡佑騎手に替わったのも先行へ作戦変更したサインともとれる
チグハグなレースでさえ入着まではいけたのだから(逃げないまでも)前でスムーズな競馬ができればいきなりの勝利もあり得る