『マイルチャンピオンシップ』
逃◎ ホウオウアマゾン 坂井 12番
●逃げ自信度 C
前走スワンSではC・デムーロがゲートをゆっくり出しほぼ出遅れ状態。1番枠スタートだったためその後中段で揉まれ、勝負どこで前がバラけても”抜け出すキレ”は持ち合わせておらず10着と惨敗した
今回は鞍上が坂井に戻り前回よりはマシなスタートが期待できる。このコンビで逃げたG1は安田記念や昨年のマイルCSと2つ。どちらもスロー展開からのキレ勝負に持ち込んだ結果負けている。先行馬としてはそれなりにキレるタイプだがトップクラスで敵わないのはこれで自覚済みだろう
昨今、強力な逃げ馬を送り出している矢作厩舎の所属ということもあり、今回こそは積極的にハナをとってなおかつその後もペースを落としすぎない走りが期待できる
逃〇 ベステンダンク 藤岡佑 14番
●逃げ自信度 C
戦績的には”逃げるしかないタイプ”。他に逃げ馬がいないここでは”逃げ一択”なのだが、近走の序盤の行きっぷりの悪さと2年ぶり久々の藤岡佑介騎手とのコンビでは「無理やりにでも逃げる」という覚悟までは持てないだろう
スタートした後しばらく他に誰も行かないという状況にならない限り、逃げるのは難しそう
逃▲ ウインカーネリアン 三浦 2番
●逃げ自信度 C
前走関屋記念ではスローペースの番手で勝利、前々走米子Sではハイペースの番手で勝利している。器用に立ち回れてなお且つ上がり32.9秒のキレを保持。表街道に出てくるのはクラシック以来だが、いつのまにかトップクラスの力を付けてきたのではないかと期待される
理想の位置取りはどのペースでもいいから”番手”。しかし今回は2番枠と前に行くのに絶好の枠を手に入れた。確固たる逃げ馬がいないメンバー構成なので、他の馬があまりに出てこないようならこの馬が先手を取るケースも考えられる。そして今のこの馬なら逃げてもラップをコントロールできる可能性がかなり高い
阪神競馬場、京都競馬場での重賞勝利がない三浦騎手ということもあり評価はイマイチだが、この馬とのコンビとしての成績は抜群。G1の舞台でも十分に賭けるに足る存在だ