
馬場別&距離別で”高確率な逃げ条件”発見!
競馬予想において”逃げ馬”の存在は、レース展開を読む上で欠かせない重要な要素。そこで馬場(芝orダート)と距離をベースに「性別」「馬齢」「斤量」「馬体重」「馬番枠順」「レース間隔」とさまざまな条件下での”逃げ率”を徹底集計しそれぞれの特徴を出してみた
このデータ表を見ればレース前の「どの馬が逃げるんだろう?」やレース後の「どうして逃げなかっただろう?」といった疑問の大半を、イメージにとらわれない”理詰め”のデータ分析で理解できるはず
記事の最後には、条件別の“逃げやすい馬の特徴”を超簡潔に整理したまとめを作成。迷ったときはこれを見るだけOK!自分もよくこのまとめを見て逃げ馬予想をしているので、ぜひみなさんも馬券検討に役立てて的中率アップに繋げてほしい!
性別の逃げ率まとめ
※集計レースは「OP&重賞」「3歳上&4歳上」「過去20年」が対象

牡馬と牝馬を比べると芝中長距離以外は牝馬の方が逃げ率が高く特にダート短距離で顕著な差がみられる
セン馬はもともと気性の荒い馬を強制的に大人しくさせているため、バランスが取れて平均に近い逃げ率に収まっている
馬齢の逃げ率まとめ

芝短距離とダートで若い馬の方が逃げ率が高い。芝中長距離だけ差がない理由はおそらく”若い時から落ち着きのあるタイプ”が芝中長距離を多く走っているためと考えられる
斤量の逃げ率まとめ
※~49㎏と59.5~はサンプル数が少なすぎるため分析から除外する

斤量が重い馬は”力がある”ため単純に軽い方が逃げ率高くなるわけではない。ただダート中長距離だけは軽斤量馬の逃げ率が明確に高くなっており、斤量による影響の大きさがうかがえる
馬体重の逃げ率まとめ
※~399㎏と400~419㎏はサンプル数が少なすぎるため分析から除外する

全ての条件で馬体重は大きいほど逃げ率が高い
馬番の逃げ率まとめ
※千直レースは馬番の有利度が他と異なるため芝短から切り離して集計

内枠が逃げ率高いが芝中長距離は馬番による逃げ率の影響が少ない。これは芝中距離は発馬の速さの差が大きいのに比べ、他は速さの差が小さいのが要因と考えられる。短距離は多くの馬がスタートが安定して速く、ダートは走行速度が遅いため序盤で前に抜け出すほどの差がつきにくい
※ちなみに外枠の数値が低くなるのは「数値の大きい外枠に入る→出走頭数が多い」ため逃げチャンスが薄くなるという、数学的な理由も一因にある
※千直レースの逃げ率が出走頭数に比べ高すぎるのは、複数頭で前で並んでいた馬を全て”逃げ馬”とカウントしているためと考えられる

偶数奇数による逃げ率の差は少ない。芝短距離では大外枠の逃げ率が低いがそれ以外の条件では大外枠の方が逃げ率が高い
レース間隔の逃げ率まとめ

レース間隔による逃げ率の差はあまりない。ただ芝短距離の長期休養明けの場合のみ大きく逃げる確率が上がる
超簡潔な「条件別逃げ馬まとめ」
芝・短距離 「牝馬」「若馬」「大型馬」「内枠」「長期休養明け」
芝・中長距離 「大型馬」「大外枠」
ダート・短距離 「牝馬」「若馬」「大型馬」「内枠と大外枠」
ダート・中長距離 「若馬」「軽斤量」「大型馬」「内枠」「大外枠」
【騎手別の逃げ率まとめはこちら↓】